コラム

人生かけた実験

我が社では、人生かけた実験を行なっているのである

「人生をかける」と言っても、

「賭ける」という「一発逆転」的な意味ではない

「生涯という長い時間をかける」と言う意味である

・・・
会社を起こしたり、事業を立ち上げたりする際の
第1歩として、

ビジネスモデルと参入ジャンルを決めなければならない

そして、ビジネスモデルの「方向性』は次の2つ

A ・・・ プロダクトアウト
自分の得意なものを生産・表現することで、興味のある人たちに集まってもらい、提供することで、そのエネルギー対価を得る

B・・・ マーケットイン
市場を調査し、人々の困っていることを解決したり、願望・欲望を満たしたりすることで、その対価を得る

さて、我がビジネスは、
AとB どちらの手法を採用するか?

最終的には、AとBをアウフヘーベン(簡単に言えば、いいとこ取り)して
Cという『ジブンという個体にとって最適なあり方』
を目指したいのだが、

最初の1歩をどちらにするのか?
という問題があるということである

これねぇ…

私は決められなかった…

なぜなら、この世は情報過多だから…

人はいろいろなことを言うから...

・・・
かつて

ノムさん(故野村克也さん)という
日本野球界においては、レジェンドの捕手がいた

打撃も優秀で、三冠王1回、ホームラン数は
NPBでは王さんに次いで2位の記録を持つ

そんなレジェンドが、
当時 暗黒時代ど真ん中の阪神タイガースに監督としてやってきた時、
バッティングのアドバイスを求める新庄剛志に
次の一言を投げかけた

ノムさん:
「新庄!バッティングにおいて、右手と左手、どっちが大事や?」

新庄:
「僕の場合、右打者だから、常識的によく言われるように、ピッチャーよりの左手ですかね?」

ノムさん:

「両方や!2本腕があるんやから…」

・・・

そうなんですよ…

どっちが大事か、実際に何度も何度もやってみて
自分という個体により馴染む方を選ぶしかない

で、一方がもう一方に、例えば自分の右腕でしか得られない捕捉情報があり、
それをこの世で唯一、自分の左手は受け取ることができるんよ…

右手と左手で、相互伝達の循環を起こすことができ、
それが、Cという新しい価値を生む…

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